私が、実際に経験した話なのですが、まだ保育園のさくら組(5歳児)の時にとても怖くて恐ろしい先生がいました。私はその時とても引っ込み思案だったので、その恐ろしく怖い先生となるだけ関わらないようにしようと思っていました。ここでどうしても人気の保育園を奈良の大和高田からもうその日も普段通り仲のいい1人の友達と遊んでいる時に、いきなり仲の良くない子とおもちゃの取り合いになってしまい、喧嘩をしてしまいました。いつもならすぐにどちらかが謝って解決するような些細なものだったのですが、その日は何があったのかとてもヒートアップしてしまい、そのおもちゃを壊してしまったのです。壊した直後に今まで喧嘩していた勢いはどこにいったのやらという感じで、壊してしまったことに意識が向いてしまい喧嘩は終了しました。そこで話題では奈良が保育園のことを考えるともそこから先生に壊したことを報告しなくてはという考えとどうにかして隠し通せるのではないかという考えが交互に頭を巡り私はどうすることも出来ずに泣いてしまいました。すると、あの怖い先生が近寄ってきて私が手に持っているおもちゃを見て一言言いました。「なんですぐに言わなかったの?」怒られてしまいました。何回怒られてもとても怖い先生だったのですが、その日はとても怖くて怒られた記憶の半分以上が飛んでしまいました。それからその先生に今まで以上に近づかないようにしていたのですが、卒園前の日に一人一人手紙をもらいました。その手紙の中にはあの日のことが書いてありました。「あの日、先生が怒ったのは壊したことを隠そうとするずるい心があったからよ。ずるいことはせずに正直に生きなさい」と書いてありました。その手紙を読んでから、子供ながらにずるいことをせずに正直に生きようと心に決めることが出来ました。